ダメ出しは言うまでもなく文書(チェックリスト。大手のハウスメーカーや分譲会社はチェックシートを用意していることが多い)で行い、その後作業に入ってもらいます。
ただ、グメ直しの個所が少ない場合や、逆に入居者がいては手がっけられない大きな直しを除いて、一般的には引渡しを受け、入居してからダメ直しを待つ段取りになります。
これは、グメ直しのための職種が多岐にわたること、またスムーズに職人の手配ができないことが多いためで、とくに規模の大きいマンションの場合は、多くが先に入居してもらって順に直していくやり方をとっています。
時には1年がかりというケースもあり、それだけにダメ出しの段階でしっかリチェックし、きっちり文書にしておかなければ、うやむやになる危険性が大。
安易に対応するのは失敗の元と考えておくことが大事です。
さて、「ダメ直しがすべて終わりました」と業者が報告にきたとき、あなたのチェックリストにもすべて○印が付いていなければなりません。
もし漏れがあったりするのは何かが変。
これは、直しにきた職人が「これでしばらく様子を見てください」などと言って帰り、先方は終えたつもり、こちらはまだ途中のつもり、などという場合によく起こります。