内装工事の代表は
①床工事、
②天丼工事、
③壁工事の3つです。
代表だけにこれらの工事にはチェックしてもらいたい項目がいくつかあります。
まず第一は畳。
これには等級があり、等級によって値段が大きく違います。
最も多いトラブルは、断熱材入りか昔ながらの藁床の畳かということ。
断熱材が入った畳床があるのを知らない人もいるでしょうが、断熱材入りと従来の畳では性能が違います。
値段はともかく、契約でどんな畳にしたのかをきちんと確認しておかなければなりません。
ビニール床タイルはメーカーをはっきり指定しておくことが大切ですが、それよりも施工がまずいと簡単に剥がれます。
下地の割れ目・穴・不陸(水平でない)・目違い(継ぎ目の食い違い)など、平滑に仕上げていないと床板が反ったり、曲がったり、床がきしんだりします。
フローリング張りでは、何といっても隙間や段差がないことです。
そのためにも下地の根太の間隔と太さが大切です。
大した金額ではありませんから、根太垂木の太さは45×45皿で間隔を最大300皿にすべきでしょう。
また、板の継ぎ方にも注意してください。
本実継ぎ(ほんざねつぎ=凹凸を合わせてつぐ)を根太垂木の上で行うのが良く、雄実(おざね=凸部)から隠し釘を打ってポンチで締めるのがベストです。
フローリングが無垢(本物の)板の場合は、板の乾燥状態に十分注意を払いましょう。
さらに、無垢板のフローリングの下に最低でも12mm厚程度の合板を張ってあるのが良い床です。
壁や天丼の仕上げが問題になる原因は、その多くが下地の石膏ボードの継ぎ目が平滑に処理(パテ押さえ)されていないことによっています。

①壁の表面に段差がある、
②下地ボードの釘頭が透けてみえる、
③クロスの下にボードの継ぎ目が浮いているなどなど。
さらに、
④クロスに染みが浮いてくる、という糊工事の不具合によるトラブルも少なくありません。
また、特殊な欠陥工事に石膏ボードの再結晶によって、壁が溶けて流れてしまうというトラブルがあります。
これは、水回りの壁に石膏ボードを使ってはならないという教訓です。
石膏ボードの中の石膏は、湿気を与えると溶ける性質があります。
そういうボードを洗面所やトイレ、洗濯室などの壁に使うと、往々にしてこうしたトラブルが起こりますから注意してください。
実はこれを知らない大工も建築士も少からずいるのです。